結婚教育の活かし方

結婚教育相談員の管東佑衣子です。
いつも、協会のブログをお読みいただき有難うございます。

仕事柄、様々な相談を受けますがつい、力が入ってしまうこともあり、
「言い過ぎたかな?」と反省することがあります。
自分自身が悩んだ時、相談相手には考えや意見を言いきってほしいので、
同じ様にズバッと言うのが私のスタイルです。

先日、いつも見ているNHKの夕方の番組「ニュースシブ5時」の
「悩み相談 渋護寺」というコーナーで

「実母に依存されすぎて辛い」という悩み相談がありました。
このお母さんは50歳の娘さんに
「お昼ご飯はどうしたらいいの?」とか「何時に帰ってくるの?」と言ってくるので、
娘さんの行動が限られてしまうそうです。

この相談コーナーで相談員として出演している宗教学者の釈徹宗さんがこう答えました。

「好かれたいのに上手くいかない、母を疎ましく思う自分に罪悪感を感じて、悪循環に陥ってしまっている感じがしますね。
例えば、お昼何するの?というのはお母さんの課題。
何時に帰るか?
というのは自分の課題です。
相手の課題に立ち入らない。自分の課題にも入ってもらわないようにするといいのでは」

夫婦喧嘩でも親子喧嘩でも友人との喧嘩でも相手の課題に立ち入ってしまい、しなくてもよかった、
言いあいになったりした経験はありませんか?

この相談の回答を聞いた時、協会の講座で勉強したカウンセリングの方法を思い出しました。
カウンセリング方法が理解出来るまで何回も何回も先輩の相談員が指導をしてくれました。
協会の講座で多岐にわたる勉強をさせてもらったからこそ、釈徹宗さんの答えの意味が深く理解できたと思います。

50歳になった今、自分の経験と結婚教育の学びを基に悩んでいる方の問題解決のお手伝いが、社会への恩返しだと思いながら活動しています。

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