思いを伝える

結婚教育相談員の田島由美子です。
いつもお読みくださりありがとうございます。

本年度からNPO法人日本結婚教育協会も新人事となり、私も5人の副代表の中の一人として就任することとなりました。
これからも皆さまのお役に立てるよう、そして結婚教育を皆さまに知っていただけるよう、活動をとおして発信していきます。
今後とも、変わらず協会のご支援をよろしくお願いいたします。
決意新たに新体制に臨む一方で、私事ながら、今年の春から体調を崩してしまい、外でのお仕事をセーブさせていただいております。
実は現在抗がん剤治療を行っています。
自分ががんと知ったとき、誰もがショックを受け落ち込まれると思います。それが普通だと思います。
でも強がりでなく、私は体調の変化はあれど穏やかな日常を過ごしています。
始めは病気のことはほんの一部の人にしか知らせてなかったのですが、
それでも病気を知った家族や多くの仲間がかけつけ、いろいろな思いを届け、手を差し伸べてくれています。
皆の優しさに涙がでるほどありがたく、日々笑顔で、早く元通り元気になろうと力がわいてきます。

私は果たしてこんな風に人に手を差し伸べて生きてきただろうか。
自分の思いをまっすぐに相手に届けてきただろうか。
見返りを求めたり、自分をよく見られたいがために、こんなことしたら迷惑なんじゃないだろうか、と勝手な思惑で考えすぎ、めんどくさくなって何も行動を起こさないことが何度もあったのではないか。
などと病気をきっかけに自分自身を見つめ反省の日々です。

結婚教育の学びの中のひとつに、思いを伝える、思いを形にすることの大切さがあります。
今一度、恥ずかしさやちっぽけなプライドを取り払った自分の心の中にあるど真ん中の思いを、大切な人たちに伝えていきたいと思っています。

病気になったことで、毎日起こる様々な出来事を受け止め、大切な人と心をあわせ、できることを精一杯する。
それがとても素晴らしいことであることを実感しています。

もちろんそれは周りの理解と協力があってこそです。
私もセーブしながらお仕事させてもらえてるのは棚橋先生をはじめ、協会の皆さんのおかげです。そして何より家族の協力無しには成り立ちません。
だからこそ、皆に与えてもらった感謝の気持ちを一生忘れずに、別の誰かが困ったり悩んだりしているときはいつでもかけつけたいと思います。

人生いい時もあれば悪い時もある。
今や2人に1人ががんになる時代。
自分だけが特別不運な存在と思ったりすることなく、また一方で
「私頑張りますから!」的なポジティブ思考になるのとも違い、
いままで通り、自然体でいたいという思いが強いです。

なのでどうぞ遠慮は無用ですので、もし私をみかけたら、
「元気そうですね」と声掛けしていただけたら嬉しいです。

そして周りで、病気や介護や、子育てなどなど、何らかの事情を抱えている人がおられましたら、ためらうことなく声をかけ手を差し伸べるようなおせっかいな大人たちが増えますように。

お読みくださりありがとうございました。

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