関係性と役割の変化

結婚教育相談員の桝見悦子です。
私は結婚生活27年目に入りました。
子供たち3人も、ようやく末っ子が成人を迎え、親としてもひと段落です。

私たち夫婦、家族は決して世間で言う
「仲のいい夫婦」「仲のいい家族」ではありません。
長い間、そういう家族、夫婦ではないことに私自身コンプレックスを感じていました。

子供たちが小さいころは、育児に無関心な夫、個性豊かな子どもたちと出かけると、疲労困憊で、私自身が楽しめる余裕はありませんでした。

なので、家族で出かけることは苦痛でしかありませんでした。

頑張って家族で旅行に出かけたディズニーランドのパレードを見ながら
「私なにやってるんだろう」
と涙が出て仕方がなかったあの時は
今振り返ると私自身の心の悲鳴だったのだろうなと思います。

そのあとうつ状態にもなりました。
もっとも苦しかった時でした。
そして専業主婦を脱して仕事を始めました。
仕事を始めてからは、家庭では味わえなかった承認欲求を満たすことができ、
主人に対抗心のようなものを抱いたりもしてました。

長女の思春期には、夫婦で言い争いになることも多々ありました。
息子の不登校時には、私がひとりでがんばってるような辛さでした。

息子の不登校という問題をきっかけに、その頃ご縁があった結婚教育を通じて様々なことを学び
そして実践していくことで
自分自身の心の問題と、相手の心の問題を分けて考えることができるようになってきました。

過去と他人は変えられない。
変えられるのは自分と未来だけ。

自分を変えていくと、私自身の見える景色が変わってきます。
私が変わると子どもたちとの関係性も、主人との関係性も変わってきました。

そして今は、
子どもたちも成長しましたし、
私自身も変わりましたし、
主人も年齢を重ね、変化してきました。

今でも決して仲良し、ではないんだけど、程よい距離感を確立できたかな、と思ってます。

育児に関心なく、家事も一切しなかった主人も
今は完全に洗濯係です(笑)

三年前に姑が亡くなってからは、私の両親を大事にしてくれるようになりました。
すっかり弱ってしまった実家の父も、
主人が会いに行くととても元気になります。
私とはまた違う役割です。

このあいだ、実家に行った後の母との会話
(黒塗りは主人の名、私は未だ両親をパパ、ママと呼んでます・恥笑)

 

良妻賢母な母に苦しんだ時期もありましたが
母も変化しています。
尊敬できる母です。

人はいつからでも成長できるし変化していける。
私はたまたま「離婚」という選択をして行動しなかっただけです。

これでいいんだ、と
自分を心から肯定し続けると、
他人も肯定できるようになっただけ。

劇的に環境の変化がなくとも
穏やかな幸せは作っていくことができる。
そんなことを思う今日この頃です。

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